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支援先について
投稿者:WDRAC 広報チーム
サイモンと仲間たちの6カ月 ~国境での活動から国内に入り込んだ支援へ
2022年2月24日にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって、半年以上が経ちました。
世界中が混乱に巻き込まれる中、WDRAC(ワドラック)が支援しているアンサングヒーローの中で、最も早く支援活動を始めたのが、イギリス人のサイモンです。
- サイモンの紹介記事はこちら
サイモンは侵攻が始まってほどなく、自身が住むイギリスから、片道1400キロを運転し、3月3日にウクライナとの国境にあるポーランドの町メディカへ単身で乗り込みました。
今回は、これまでにサイモンが自身のSNSなどで公開した投稿をさかのぼり、現地での出来事とサイモンの活動を少しだけ振り返ります。
2月
24日 ロシアのウクライナ軍事侵攻がはじまる。
3月
10日 Mission Ukraine*のFacebookページを設立。
*今回の進行による戦災で被害を受けた人たちに対し、様々な支援をすることを目的としてサイモンが立ち上げたボランティアチーム。
11日 Facebook上で現地の様子を伝えるライブ配信をスタート。
メディカ国境の様子
照明やケーブルを設置するほか、ボランティアの拠点を片付けや、寄付された物資の荷ほどき、食事の盛り付け・提供、食料の配布、車いすを押したり荷物を運んだりなど、とにかく避難民たちが必要なことを何でもやっていた時期。コンテナやガスコンロ、洗濯機など、拠点を整えるための資材が欲しい、という投稿が目立ちました。
16日には作戦室が形になりつつあるよ、という投稿も。
4月
拠点にMission Ukraineのロゴが貼られました。
4月はボランティアのための拠点が徐々に整備されていく様子が投稿されています。
また、ウクライナ国内へ入り、ポーランド国境からほど近いリビウという町に物資を届けに行く様子もありました。
支援物資も続々と集まり、積み込みの作業にも精が出ます。
5月
サイモンは次の準備のため、イギリスへ一時帰国。
帰国している間に、WDRACメンバーとオンラインでの打ち合わせを行いました。
その打ち合わせの中では、当時建設途中だった拠点の様子を共有してくれました。
- ミーティングの様子をまとめた記事はこちら
サイモンは1か月ほどイギリスに滞在した後、メディカに戻りましたが、時を同じくして、建設中だった現地ボランティアのための拠点が完成。
今では多くのボランティアが安全に過ごすために使われているだけでなく、支援物資を保管する倉庫としても使われています。
拠点内部のレポート動画
「サイトオペレーションの章が終わりに近づいてきた。まもなく次の章を更新できることを楽しみに思う」
と、最初の段階がひと段落したことを報告しています。
31日にはミッションウクライナのメンバー3名がおよそ2,200キロを運転し、ウクライナ東部へ物資を届けに行ったという投稿もありました。
6月
前月31日の投稿があって以来、しばらくサイモンからの直接の更新は止まっていました。しかしながら、もちろん支援活動は続いており、同じくウクライナへの支援を主に行っている団体・UAid Directと協力しての活動が多かったようです。
7月
5日に再びサイモンとWDRACメンバーがミーティングを行い、ウクライナ国内での活動の様子と今後の計画について、ビジョンを共有。WDRACを通して、同じくアンサングヒーローのオレッグとつながった、という話もしてくれました。
- その時の様子をまとめた記事はこちら
さらに、ウクライナ国内の小さな町に、食料や衣料品などの生活必需品を持っていた時の映像も送ってくれました。
激しい戦闘があった地域、ということで、生々しい街の様子が映っています。
この時は2000*ポンド分の物資を持っていったものの足りなかったようで、まだまだ支援が必要だということを我々も思い知らされました。
*7月の時点で日本円で約330,000円程度
8月
ウクライナ全土に大量の医療物資と外科用品を運ぶことができた、と報告が。
ノルウェーの人道支援団体Paracrew Norgeと協力して活動しているということです。
7月・8月のサイモンの活動については、サイモンから別途レポートが届いており、近々こちらのHPに詳細を掲載する予定です。
また、今後のサイモンの活動はWDRACの公式HPはもちろん、各種SNSでも発信していきます。
もしよろしければ、合わせてご覧ください。
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