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支援先について
投稿者:WDRAC 広報チーム
WDRAC(ワドラック)のアンサングヒーローズ② サイモン・マッシ―
単身でイギリスからポーランド・メディカへ
Mission UkraineというFacebookグループをたったひとりで担っているサイモン。
ウクライナとの国境にあるポーランドの街・メディカで、難民が必要とする物資や居住環境を手配しているイギリス人です。
左側がサイモン
その活動は多岐にわたり、避難してきた人が必要な食料を集める、難民キャンプに泊まる場合のテントや寝袋を用意する、ウクライナにある人道支援のブースに医療品やおもちゃなどの物資を届けるなど、彼らが必要とあれば、何でもしている、というのが現状。
難民へ届ける物資を積み込む
物資を運ぶ車内からの景色
4月にはメディカに集まったほかのボランティアとともに、救援物資を保管しておくための倉庫を作り、現在は難民のための拠点・シェルターを作成中です。
そんなサイモンのグループMission Ukraineには、物資の輸送の様子、国境付近に逃れてきた子供やペットの写真、現状を自身の言葉で伝える映像などが、多い時には1日4~5回アップされ、いずれも生々しい今を伝えてくれています。
今のサイモンの活動資金はイギリスをはじめとした、個人から直接送られた寄付だけ。
イギリスに残るサイモンの奥さんが、完全バックアップ。
送金や物資の手配などの作業を行っています。
とにかく行ってみたら何かできることがあるはずだ。
実はサイモン、もともとはイギリスで音楽関連のツアーディレクターをしており、ウクライナには縁もゆかりもなかった人物。
今回の侵攻が起こったことを知り、いてもたってもいられず、片道1400キロを運転し、つてもないまま単身でメディカに乗り込みました。
一番左がサイモン
「何ができるかはわからないけど、とにかく行ってみたら何かできることがあるはずだ」
と、メディカに入ってからは、自身は車中泊をしながら、まずは現場に飛び込んで、現地でいろいろな人たちとつながりを作って動き続けている、行動力の塊のようなパワフルな人です。
Mission Ukraine事務所の様子