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支援先について
投稿者:WDRAC 広報チーム
WDRAC(ワドラック)のアンサングヒーローズ⑤ トラヴィス・グード
チーム・サイモンに加わった心強い仲間
現在、ウクライナ国内に直接入り込み、病院や避難所、一般家庭などにも物資を届けるという活動をしているアンサングヒーローのサイモン。彼の活動に、心強い仲間が加わりました。
新たに加わったのは、トラヴィス・グード。
トラヴィスはサイモンの長年の友人であり、良き仕事仲間でもあります。
サイモン(左)とトラヴィス(右)
今年(2022年)の6月、サイモンが行う支援活動を知ったトラヴィスは、すぐにMission Ukraineに仲間入りをしました。そして7月にはアメリカから駆け付け、サイモンと共にウクライナ国内での物資の配達なども行っています。
Mission Ukraineの活動に参加するトラヴィス
トラヴィスもまた、友達の友達
アメリカ人のトラヴィスは、もともとはアメリカのヤングアメリカンズ(以下、YA)*という団体のディレクターで、サイモンとはこのYAで一緒に仕事をしていました。
また、WDRACにはこのYA出身のメンバーがおり、サイモン、トラヴィスとも親交があります。
*ヤングアメリカンズ…歌、踊りのワークショップを通して音楽の教育を行う非営利団体。
トラヴィスも他のアンサングヒーローと同じく、「友達の友達」です。
そんなトラヴィス、実はYAのディレクターとしてパンデミック(2020年)の直前に東京に来てワークショップを行っていました。そして驚きなのは、そのワークショップにWDRACの代表・長尾彰(以下、あきら)の子供が参加をしており、あきらはステージ上のトラヴィスを見かけたとのこと。
そんな偶然もあってか、あきらとトラヴィスはオンラインでのミーティングでも打ち解け、今後はトラヴィスもアンサングヒーローの1人として、継続的にコミュニケーションを取りながら、活動をサポートをしていく約束をしました。
長期的な支援活動を見据えて
そんなトラヴィスとサイモンは今後も継続的に支援活動を行っていくための次のステップとして、共同でNGOを設立しました。
その名も、
『Actions beyond words(アクションズ・ビヨンド・ワーズ)/言葉を越えた活動』
です。
「Actions beyond words」は、ウクライナの継続的支援はもちろん、将来的には世界中の戦災被害者にも支援ができるよう活動していくことを目的としています。
彼らはこの団体をアメリカのNGOとして登録し、現在は税金控除などの認定も受けられるよう手続きを進めています。
これらの認定を受けられれば、寄付によって集まった資金をできる限り無駄なく支援に充てられる(寄付控除を受けられる)ようになりますし、WDRACとしてもサイモンやトラヴィス個人に支援をしていく以上に、できることの可能性は広がっていきます。
少しずつ広がる支援の輪
2022年の3月、サイモンがたった1人でポーランドに駆けつけた行動から始まった活動は、共通の知り合いを通じてWDRACの支援先となり、そして今度はトラヴィスがサイモン仲間に加わりました。
少しずつではありますが、支援の輪が広がることで、戦災によって困っている人たちへのできる支援も増えていきます。
他の団体とも連携し、Mission Ukraineの活動の幅は広がっています。
ウクライナへの侵攻が始まって早8ヶ月。状況が収まる様子は未だなく、さらにこれから始まる冬の季節に向けて、戦災による避難民への支援はさらに必要性を増している状況ではありますが、私たちWDRACも、「現場で動いてくれるトラヴィスやサイモンを支援する」という形で、引き続き少しでも多くの戦災によって支援を必要とする人たちを支えていきたいと思います。