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お知らせ
投稿者:WDRAC 広報チーム
WDRACシンポジウム開催 ~「戦争」や「復興」について意見を交わす~
私たち一般社団法人戦災復興支援センター(略称:WDRAC/ワドラック)は2023年3月25日で設立1周年を迎えました。そして、この設立1周年を機に3月18日にWDRACのこれまでと戦災復興のこれからを考えるオンライン形式のシンポジウムを開催しました。
シンポジウムには約15名ほどが参加しました。
参加者には顔なじみのメンバーが多かったこともあり、当初予定していた進行をアレンジして、WDRAC代表の長尾の問いに参加者それぞれが意見を述べる時間となりました。
「WDRACで寄付をはじめとする様々な活動をする前に、ここにいるあなたがどんな考えを持っているか、この1年で目にした事、見聞きした事があなたにどんな影響を与えたか、知りたい」
という長尾は、以下の3つの問いを参加者に投げかけました。
①この1年、あなたは戦争についてどんなことを考えましたか?
→ロシアのウクライナ侵攻に限らず、世界中で今なお続く戦争・紛争・内戦・武力衝突について、どんなことを考えましたか?どんな発見があったり、どんな内省があったか、ぜひ聞かせてください。
- 戦争ってすぐそばで起こりうることなんだな、他人事ではないなと思った。
- なんで戦争って起こるの?って話を色んな人に問いかけた1年だった。貧しさが戦争を起こすメカニズムになりやすいのでは、と思った。
- 戦争とか平和って気になっていたこと。何とかしたいなあと漠然と思っていたけど、自分が何かできると思っていなかった。けど、そんなことないんだなと感じた1年。
②いま、戦災復興に関してあなたが興味を持っていることは何ですか?
→「復興」は「戦争が終わったら」という意味合いです。これもまた、ウクライナに限らず、世界の戦争・紛争が終わった後の世界について、あなた自身がどんなことに興味関心を寄せているか教えてください。
- 元に戻すのがいいのか、違う新しい形にするのがいいのか、どっちなんだろう。いろいろ考えるけどまだイメージがわかない。
- ケーキ教室をやりたい。被災した人たちは寄付してもらうことはたくさんあるけど、逆にgive(与える)側にまわることが減ってしまうので、人に何かを作ってあげて、喜んでもらう、ありがとうって言ってもらえる経験をしてもらえたら。
③あなたはアンサングヒーローたちにどんなことを伝えたいですか?
→世界中で今も活動を続けるアンサングヒーローたち。特に今日も活動を続けるサイモン・トラヴィス・パトリチア・オレグにメッセージを寄せてください。
- アンサングヒーローの活動を応援させてもらうことで、応援されているような気持ち。気にしている人がここにいるっていうことが何か力になれれば、と思います。
- アンサングヒーローのお陰で、今必要なところに支援を届けられている実感が得られています。感謝しています。
- みなさんのお陰で戦災について、自分事として関心を持てているなと感じています。そのご縁に感謝しています。まずは自分の安全を第一に。そしていつかどこかでお会いできたら嬉しいです。
- 尊敬しています。いつも大事なことを教えてくれてありがとうございます。これからも応援してるし、ずっと友達でいたいし、会いたいです。
これらの問いに関しては、引き続きWDRACのメンバーの活動場所(オンライン)にて、それぞれの考えを言葉にし、共有していく予定です。そして、お互いの考えなどに触れながら、2年目も粛々と私たちにできる支援を続けていきたいと思います。
どうか、これからも私たちの活動を見守り、ご支援いただけると嬉しいです。
また、このような私たちの活動に興味を持たれた方、参加してみたいなと感じた方は、ぜひ加わってみてください。お金を寄付する以外にも、できる支援の形があります。
気になった方は以下、WDRACのHPをご覧のうえ、ご連絡ください。お待ちしています。