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活動報告
投稿者:WDRAC 広報チーム
ルーマニア滞在記 Vol.4
子供たちは、自分が思っていたよりも小さな子たちが多かった。
小学生くらいの子たちは、オンラインで授業を受けていたり、クルジュの小学校に通っている子たちもいるらしい。
お母さんと一緒に来るのは、小学校に入る前の子たちがほとんどだった。
1週間目の後半くらいから2週間目に入ってきて、支援センターでのやることに慣れてくるとだんだん、自分こんなんでいんかな、、??という気持ちが芽生えてきた。
自分は本当に役に立っているんだろうか、という疑問、
ただの自分の自己満足ではないのか、という不安、
パトリッチアさんの人間性と活動を知れば知るほどに、支援センターにいるウクライナの人たちを知れば知るほどに、自分がとてもちっぽけに思えてくる。
だけど、今どう頑張ってもパトリッチアさんがやっていることを自分ができるわけでもなく、、
あぁ〜ずっとここにいれたら、またできることも違ってくるのかなぁ、、などと悶々としながらも、「今ここでできること」に集中することにした。
「今ここでできること」に集中するほかなかった。という方が正確かもしれない。
ルーマニアに行く前に、ウクライナ支援の募金をどこかにしようと思っていたという知り合いから、お金を預かっていた。
自分がルーマニアに行くということを知って、それだったら阿部ちゃんが必要だと思ったことに使って欲しい。ということだった。
ルーマニアに来てから、そのお金をパトリッチアさんがやりたいと思っていること、もしくは欲しいと思っているものに使えたらいいな。と思っていた。
たまたま一緒に買い物に出る機会があって、その時にパトリッチアさんが欲しいと言っていたものが金額的にもちょうどよかったので、預かっていたお金で購入させてもらうことにした。
購入したものは、Zumbaで使うスピーカーと、夏になったら子供たちが使う組み立て式のプール。
スピーカーはルーマニアでZumbaをした時にすでに使っていて、プールはこれから登場すると思うので楽しみだ。
楽しく遊んでくれるといいなぁ。
パトリッチアさんを見ていて、すごいなぁ。素敵だなぁ。と思うのは、
色んなことをグイグイ動かす、どんな困難にもめげないバイタリティ。
いつまでも寄付に頼るのではなく、支援センターやウクライナの人たちが自立していけるための仕組みを考えていること。
いつも相手のことを中心においた考え方ができること。
そして、いつも明るく、楽しむことを忘れない。
初めて支援センターに来た時に感じた空気は、パトリッチアさんから皆んなに伝わったものなんだろうなぁ。
(Vol.5へつづく)