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メンバーズファイル
投稿者:WDRAC 広報チーム
メンバーズファイルvol.5 “Change everything with love” ~太宰文緒さん
このメンバーズファイルでは、
「WDRAC(ワドラック)のメンバーってどんな人?」
を紹介していきます。
WDRACに関わる人たちは、年齢も職業も、生活スタイルも様々ですが、「WDRACの中の人」を知ってもらい、親しみを持ってもらえたら。
そして、
「自分も何か関わってみようかな・・」
と思っている人の背中を押せたら。。
そんな気持ちを込めてお届けしますので、ぜひ読んでみてください。
信州、長野。アルプスのふもと、日差しがさしこむ窓辺で優しい笑顔を向けてくれた太宰文緒(だざい・ふみお)さん。WDARC Radioのジングル製作者でもある太宰さんは中学校の音楽講師をしながら、WDRACの活動に関わっています。
今回はWDRACに参加しようと思ったきっかけから、曲作りの様子まで様々な角度から太宰さんにお話を聞いてみました。
太宰文緒さんご本人
WDRACに参加しようと思ったきっかけは?
まず、侵攻が起きてしまったことが衝撃で、どうしていいかわからないような葛藤を感じました。普段、音楽の教師をしながら曲作りをするのも好きなので、その心のなかの葛藤や混乱を曲にして表現していたところ、仕事上で繋がりのあった長尾さんの考えを知り、その考えに共鳴できて、「えいっ」とWDRACにとび込みました。
長年勤めた都立の音楽教諭を辞め、子育てもひと段落といったときに、長野に引越して時間的ゆとりが生まれたタイミングでもありました。自分も何か、もしかしたらできるかもしれない。やっていきたい。一歩ふみ出したい。そう思えました。
ご自宅の楽器たち、ご自身で楽器を作られることも
コミュニティチームのメンバーとして参加されている太宰さん。入ってみてどうでしたか。
そもそもSNSを使ったことなかったため、FaceBookや情報共有ツールを使っての活動は、「自分にできる?」という不安もありましたが、チームの皆さんが親切に教えてくれ、おかげでいまはコミュニケーションが取りやすくなりました。
繋がり方は悲しい出来事が起点ですが、皆さん素敵な方ばかり。同じ思いの仲間に出会えたことがすごく嬉しいことでした。
人って基本的に弱いものだと思うので、一人一人が重なって、誰もが当たり前に助け合っていきたいです。
WDRACのラジオ「Keep Going」で流れる曲を作曲された太宰さん。どんな風に曲を作っていますか。
ピアノ、ギター、ケーナ(笛)で演奏することが好きで、その「好き」、「やりたい」が原動力。ZOOM定例会(毎週土曜日21時から)で個性豊かな人たちに会えて刺激になって、その後イメージが膨らんで曲作りに向かっています。
WDRACラジオで使われてる曲は、WDRACの仲間が曲をよりよく編集してくれて、とても嬉しかったです。
音楽で共感が生まれたり、前向きな気持ちを共有できたら嬉しいです。例えば、アンサングヒーローのパトリッチアの笑顔や言葉を知って、心に刻まれる思いがあって。それを曲にしたいと思っています。
すごく素敵ですね。いまの太宰さんの思いにつながる原点のような思い出はありますか。
思い返せば、小中学校の頃にアフリカの子供達の写真集をお小遣いで買ったんです。
栄養失調でお腹が膨らみ、目がくりっとした男の子を見た時に涙が出て、
「こんなことがあってはならない」
っていう無視できない気持ちになりました。
何ができるわけじゃなかったけど、記憶として心に深く残っていて、今回、
「ここでやらないでどうするの?」という自分への問いにつながった気がします。
これからWDRACに関わってみたいという方へ何かメッセージはありますか。
WDRACは素敵なコミュニティだと思います。一人ができることは限られていても、無理をせず、平和への想いとか、それぞれの歩き方で、それが重なりあって力になっています。SNSをやったことがなかった私も、仲間が支えてくれたので大丈夫。あったかいですよ。大事なのは想い。
例えば、チャリティイベントに参加することから始めるのもいいですよね。小さな繋がりがどんどん膨らんで、世の中を変えるエネルギーが生まれればと思います。ぜひ一緒にやりましょう。
佐久穂で行われたチャリティイベントの様子
何もできない、なんてことは無い。まずはノックしてみてください。
WDRACは戦災復興や国際交流のプロが集まっているわけではありません。
会社員やケーキ屋さん、太宰さんみたいな音楽家…色んな日常を持っている人たちが少しずつ力を持ち合っているのがWDRACです。
それぞれができる範囲でできることを。
そうやって無理せず活動を続けることができる組織を作っています。
ぜひ、「自分もやってみたいな。」と感じた方は、まずはfbのグループに入ってみてください。
「自分に何ができるのか」なんて難しいことは考えずにドアをノックしていただければと思います。
こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。
お待ちしています!