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クラウドファンディング

投稿者:WDRAC 広報チーム

【終了】厳しい冬を乗り越えるために!~パトリッチアの活動、ドブラ・ハタへの支援~

少女と楽しそうに笑うパトリッチア

プロジェクト詳細

厳しい冬を迎え、パトリッチアの活動が難しい局面を迎える

アンサングヒーローのひとりであるルーマニアのパトリッチア・クドーさんは自身のNGO団体Notorious Learning Project(以後NLP)で侵攻開始直後からこれまでのおよそ9カ月間、ウクライナから避難してきた人たちの支援を行い続けています。

7月に行ったWDRAC第一弾のクラウドファウンディングでは、パトリッチアの活動を支援するため、わずか2週間でのべ136人からの寄付があり、合計1,500,165円という大きな金額が集まりました。

ドブラ・ハタの前での記念写真

集まった寄付のおかげで、NLPの拠点でもあるドブラ・ハタ(やさしさのあるおうち)では、これまで行ってきていた避難民の生活基盤のサポートだけでなく、紛争で心に傷を負った難民やその子供たちの心のケアも始めることができました。今では、クルジュに欠かせない難民支援センターとして、避難してきた子供たちや高齢者、若者たちが集まる場所になっており、現在はセラピーだけでなく、学童保育なども行っています。

学童保育の様子

とはいえ、紛争開始から9カ月。いまだ、争いの終わりは見えません。

ドブラ・ハタのスタッフは、専門のセラピストを除くほぼすべての人たちがボランティア。
中でも主力で動いているのは、ウクライナから避難してきた難民たちです。

彼らの中には長期化する避難生活で、経済的に困窮し、生活のため、仕事に就かなければならない人たちも増えました。そうなると、これまでのようにボランティアに入ることはできなくなり、現在は常にスタッフが足りない状況。学校が終わってから、センターに集まる子供たちの面倒を見ることが難しくなってきています。

そこで、パトリッチアは彼らを専任のスタッフとして雇い、難民の子供たちに安心して過ごしてもらうのはもちろん、経済的に厳しい状況もなんとかしたい、と考えています。

避難してきた子供たちが学校に通うためスクールバックをプレゼントしたことも

 

それに加えて、長引く紛争の影響もあり、ルーマニア国内でも電気やガスなどの燃料費が高騰しています。

7月の時点では3,000€(日本円で約43万7千円)だったドブラ・ハタの月の運営コストは11月時点で倍の6,000€に跳ね上がりました。これから長く寒い冬を乗り越えるためには、この金額に加えて暖房費もかかってきます。

以前行われたバザールには多くの人が訪れた

今回は、彼女たちに安心して活動を続けてもらえるよう、高騰しているドブラ・ハタのランニングコストの補填と、スタッフ不足を補うための人件費を中心に支援するため、クラウドファンディングを行うことにいたしました。

これから迎えるクリスマス、新年に向け、長い冬を安心して乗り越えられるよう、パトリッチアと彼女が支援する避難民たちをサポートしたいと考えています。

 

 

 

 

支援金の使いみち

300万円はNLPセンターでもあるドブラ・ハタの家賃をはじめ、現在高騰している水道代、電気代、ガス代など、インフラのための料金、また、セラピーや学童保育などに携わるスタッフの人件費や足りない食料、衣料品の購入費用などに使用させていただきます。

この活動を安定して続けるために、今回は3か月分の活動費用をクラウドファンディングのゴールに設定いたしました。

1ヶ月に必要な支援額

  1. センター家賃:2,200€(約32万円)/月
  2. 光熱費および各種支援物資の購入代金:2000€(約29万円)/月
  3. セラピストや教育ボランティア雇用費:2800€(約40万円)/月

 計:7,000€(約100万円)/月 × 3ヶ月 = 300万円


※ 為替換算・手数料含む