お知らせ

アドベントカレンダー

投稿者:WDRAC

WDRACのこれまで、そしてこれから [2024]

一般社団法人戦災復興支援センター(WDRAC)は、2022年3月の設立以来、「支援する人たちを支援する」という理念のもと、戦災地で活動する個人や団体への支援を続けてまいりました。

これまで

今年は、これまでの支援の継続要否を見つめなおしつつ、継続的な支援と支援対象の拡大を考え進めてきました。

継続的な支援ではウクライナの国内で物資支援を行うABWの拠点維持や輸送支援を中心に支援を行いました。これは、支援物資を直接戦災者に届けるための活動で、危険な情勢の中で大きな団体では安全上の理由から踏み込めていない活動で、ラストワンマイルを埋める重要な活動として支援を続けています。

支援対象の拡大では、アンサングヒーロ基金を創設し、ウクライナに限らず戦災地域や戦災者への支援者を対象に新しいアンサングヒーローの発掘と支援を始める試みを行いました。

また、WDRACのメンバーが自費で直接現地に赴き、ABWのボランティアとして活動も行いました。WDRACが支援している拠点や輸送車両などを直接確認し、実際に戦災者の元へ届けることや、取り残されていた犬を保護したドッグシェルターの保護施設増設などの活動を行ってきました。

これから

ロシアとウクライナの戦火の状況は、この年末から年が明けアメリカの政権交代を機に大きく変化する可能性が高まっています。結局のところどうなるかは誰にも予測がつかないのですが、早期の解決というか終結が望まれます。WDRACとしては戦災の復興が本来の目的であり、現在の戦災者への支援だけでなく、終結後の復興フェーズに向けた検討などもしていく必要があると考えています。

我々の活動の広報や支援者の拡大もしていく必要があるのですが、現在活動するスタッフは自身の仕事は別で行っており、その余力の中での活動のためなかなか進まないのが現状でもあります。新たな仲間も含めて拡充していければうれしいなと思っています。

これからも、戦災地で支援の活動する方々を支援し、彼らと共に復興への道を歩んでまいります。皆様の温かいご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。