9月上旬。ウクライナとポーランドの国境の街・メディカにいるサイモンから、長文のレポートが届きました。

そこにはサイモンと仲間たちが、この2か月間、ウクライナ国内と拠点となっているメディカで行った、現地での支援の様子が書かれています。

WDRACではその内容をぜひ広く皆様に知っていただきたいと思い、このレポートの内容を全4回に分けて公開します。

サイモンからの活動報告 #1

みんな、おはよう。

なんという月日だったろう。この短期間でやりきったことを把握するのは難しいと思えるくらい、信じられないほど激動の5か月間だった。

ここ数日、これまでに起こった出来事を頭の中で整理し、今書いている冒頭の段落を何度も書き直している間、頭に浮かぶのは「浮き沈み」というフレーズ。そして現場で起こった意外な出来事や色々な課題（それは車両の手配から人員、保管の場所から実際の配達まで多岐にわたるわけだが）に対処するため、一貫して自分自身を律する必要があった、ということ。そうはいっても、壮大な出来事をもたらした旅だった。

とにかく長いメールにならないよう、内容を整理して送ろうと思う。このメールの中では皆さんに、我々がつい最近行った、医薬品の運搬について、そしてその時に起こった出来事を紹介しよう。悲しいことに、現在、ウクライナ各地の資源はこれまで以上に枯渇している。

最初に、これまでにも何度も伝えたと思うが、記録のために今一度言わせてほしい。あなたたちWDRACのこれまでの支援には本当に感謝している。中でも、僕を信頼してくれたことに感謝する。

私たちが支援してきた人や組織について、全てを記すことはできないが、ここ数週間にわたる我々の活動を要約してここに残そう。もし何か聞きたいことがあれば、遠慮なく聞いてほしい。

次回はサイモンたちが行った7月の活動についてお伝えします。

• 【連載 #2】サイモンたちによる、7月のウクライナでの活動

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